<2012年の例会>
  今年は、5月12-13日、茨城県において開催。
  加藤寛斎『菜園温故録』(慶応2年)ゆかりの地、常陸太田市にて、同書の底本となった根本利左衛門「耕作控」を偲びました。
  そして、同市旧里美村・横川温泉にて一泊、地元の有機農業農家・布施大樹氏の講演を聴く(写真左)。
  翌日は、同氏の農地を見学(写真右)、この後、慶長年間に起こった小生瀬の乱の現地を踏査ました。
<2013年の例会>
5月11-12日、大阪府羽曳野市・泉佐野市にてにおいて開催。
 東大阪市にある史跡・鴻池新田会所を見学のあと、羽曳野市の河内ワインを訪ね同社専務・金銅さんの案内で醸造の現場を見学、 ワインの試飲に続き同氏のフランス語落語を聞いて1日目の訪問を締めくくり、あとは犬鳴山温泉に宿泊。 翌日は、泉佐野市の水ナス農家・大和屋さんを訪ねお話をお聞きしたあと栽培の現場を見学、大和屋さんが製造・販売している水ナスの浅漬けを賞味。 午後は堺に移動して、水野鍛錬所、山口家住宅、堺伝統産業会館とまわり散会しました。
  [写真]上:水ナス農家・大和屋さんを囲んで、ビニールハウスの中で育つ水ナス
      下:河内ワイン館にて金銅さんのお話を聞きながら試飲もはずむ、同館の入口
 
<2015年の例会>
5月9-10日、大分県日田市・豊後高田市において開催。
日田市では咸宜園に広瀬淡窓の事跡を偲び、大蔵永常の生家跡を訪ね、七福温泉・宇土の荘に宿泊。
翌日は、豊後高田市で現在も中世荘園集落の姿を残している荘園の里・田染荘小崎を見学の後、 大分県立歴史博物館にて同館主任学芸員・平川毅氏の講演「溜池と耕地開発-国東半島調査の成果から」を聴きました。
  [写真]左:日田市・咸宜園、現存する淡窓ゆかりの秋風庵に向かう 右:豊後高田市で・間戸の岩屋から田染荘を望む